フォッシルから新モデル「Hybrid HR」から1年ちょっと。フォッシルグループの一員、スカーゲンから同じ系列のモデルが発売されました。今回はそんなスカーゲンのハイブリッドスマートウォッチを紹介します。ちなみにハードは「Hybrid HR」と同じです。
スカーゲンの紹介
スカーゲンは1989年に創立されたデンマーク出身のブランドです。「ミニマルでシンプルなスタイル」というポリシーのもと、時計とバッグ、小物を中心に販売しています。2012年にフォッシルに買収されましたが、そのスタイルは変わらず北欧らしいデザインの製品を作り続けています。
ハイブリッドスマートウォッチは、今まで30種類以上を売り出しています。どれもディスプレイなしのシンプルな製品です。
2019年。フォッシルグループから高性能なハイブリッドスマートウォッチ「Hybrid HR」が発売され、ほかのフォッシルグループからも同様の製品が売り出されることが明らかになりました。
そして今回、満を持してスカーゲンから発売されたのが「JORN HYBRID SMARTWATCH HR」です。
製品紹介
性能はフォッシル「Hybrid HR」と同じです。
デザイン
最大の特徴はe-インクディスプレイです。
一般的なスマートウォッチは、文字盤部分全体がディスプレイになるため似たデザインになりやすいですが、本モデルでは文字盤の目盛り部分は自由にデザインを選ぶことができます。つまり、スマートウォッチらしい新しさを醸し出しつつも個性豊かなデザインを実現できるというわけです。
フォッシルの製品と比べると、全体的に中性的でシンプルなデザインを実現しています。まさに北欧らしいデザインですね。
機能
次に機能一覧を見てみます。
- クティビティトラッカー
- 友人にワークアウトの挑戦を挑む
- 音楽再生や一時停止
- カスタマイズ可能なボタン
- 日付
- GPS
- 心拍数トラッキング
- 取り替え可能なウォッチバンド
- 通知
- ダイアルのカスタマイズ
- 睡眠トラッカー
- 視覚化されたワークアウトルート
(スカーゲン公式ショップより引用)
前モデルから正統進化しているような印象です。基本的な機能がバランスよく揃っています。さらに、ディスプレイがついたことによって同じ機能でも使いやすさが格段にパワーアップしました。
例えば通知です。以前は針を使っていたため、番号と通知の種類を覚える必要がありました。一方本モデルはディスプレイがあるので、通知の種類をアイコンで確認できます。それだけでなく、通知内容を読むこともできます。もちろん通知だけでなく、日付の確認やアクティビティ機能でも使いやすくなっています。
本モデルの新機能として挙げられるのが、心拍測定機能です。心拍数は運動を行う目安として大きな助けになります。自分の心拍数を見ることができれば、運動負荷の大きさを知ることができます。ランニングの場合は無理しないペースを客観的な指標で把握できるというわけです。運動する人にとっては心拍測定があるとなしでは大違いなので、この機能が付いたことで健康志向の人にもオススメできるモデルになったと言えます。
ディスプレイ、心拍数と電池消費が激しい機能が二つありながら電池持ちは2週間と優秀です。同じくディスプレイが付いているガーミンの vivomove Style / Luxe の5日間と比べるといかに優れているかがわかると思います(ただし vivomove はカラーディスプレイ)。
注意点としては、タッチパネルは付いていないことです。以前のモデルは右側のボタン三つを使って操作を行うものでした。本モデルでもその点は同じです。ダブルタップするとバックライトが付く機能はありますが、タッチパネルによる操作はできないので注意してください。
製品一覧
現在発売されている製品は五種類。文字盤の大きさがモデルによって異なるのでご注意ください。
Jorn 42mm
Jorn 38mm
まとめ
スカーゲンの新モデルは、北欧デザインのクラシカルな魅力と最新ガジェットの機能が融合した魅力的な製品にできあがっています。フォッシル、スカーゲンとディスプレイ付きのハイブリッドスマートウォッチが発売されましたが、今後は別メーカーからも出てくると考えられます。さらに広がる選択肢に今後も期待です。
機能一覧
Jorn Hybrid HR | |
電池持ち | 2週間 |
防水 | ○(3気圧) |
秒針 | × |
日付確認 | ○ |
活動トラッキング | ○ |
睡眠トラッキング | ○ |
心拍測定 | ○ |
通知機能 | ○ |
カメラシャッター | × |
音楽プレーヤー | ○ |
スマホ紛失防止 | ○ |
目覚まし | ○ |
ディスプレイ | ○ |
価格 | 2.8万円(税抜き) |
参考文献
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