![Eco-Drive Riiiver](https://i0.wp.com/hybrid-smartwatch-catalog.com/wp-content/uploads/2019/03/citizen-eco-drive_riiiver_02.jpg?resize=300%2C242&ssl=1)
出典:CITIZEN
2019年8月28日、シチズンの新しいスマートウォッチ「Eco-Drive Riiiver」が届きました。それから3日経ち、ようやく大まかな使い勝手がわかってきました。今回は Eco-Drive Riiiver の感想を書いていきます。一言でいうと「ハードは素晴らしいがソフトは微妙」って感じです。
Eco-Drive Riiiver の簡単な紹介
概要
Eco-Drive Riiiver は、シチズンが発売する新しいスマートウォッチです。光発電で充電不要の「Eco-Drive Bluetooth」の良さをそのまま引き継ぎつつ、IoT プラットフォーム「Riiiver」との連携を取り込んだ画期的なモデルとなっています。
最大の特徴は「ユーザー自らが時計の機能をカスタマイズできる自由度の高さ」です。アプリ上でパズルを組み合わせる感覚で機能を新たに作ることができます。今までのハイブリッドスマートウォッチと比べても、一番カスタマイズ性が高いモデルだと言えるでしょう。
機能紹介
機能一覧は以下のようになっています。シンプル。
- 歩数、距離、消費カロリー
- 腕時計の発電量を表示
- 時計が浴びた光の道筋をマップ上で表示
- iiidea を使う
(Eco-Drive Riiiver スペシャルサイトを参考に作成)
最初から使えるのはアクティビティ系の機能がいくつかのみ。「iiidea」とは、IoT プラットフォーム「Riiiver」の機能のことで、自分で機能を選んでダウンロードする必要があります。iiidea を入れることで、「降水確率を表示」「飲食店を探す」など色々な機能を実現できます。
Eco-Drive Riiiver 開封の儀
いざ開封!
クッションの上に時計が鎮座していて、宝石箱のような梱包でした。全体的に高級感が漂っています。
黒地の文字盤の上にカラフルな針が彩りを加えているデザインは、プログラミングをする際のエディター画面をイメージしているそうです。スマートウォッチというと HP に載っている外見と比べてチープに見える部分があったりしがちですが、Eco-Drive Riiiver はそういうこともなく同じ見た目で驚きました。きっちりしています。
次はセットアップ
セットアップは意外と時間がかかりました。
1. ベルトの長さ調整
最初にベルトの長さを調整する必要があります。調整方法が説明書に記載されておらず、ちょっと戸惑いました。公式HPにわかりやすい動画が貼ってあったので載せておきます。
そして装着!
私はかなり腕が細いほうなのですが、サイズはギリギリでした。腕が細い女性は調整してもサイズが合わない可能性があるのでご注意ください。
2. アプリ「CITIZEN Eco-Drive Riiiver」のセットアップ
次はスマホ側の設定です。アプリ「CITIZEN Eco-Drive Riiiver」をインストールし、セットアップを行います。手順はこんな感じ。
- ユーザー登録
- アカウント情報入力
- ペアリング
- 時計のアップデート(10分程度)
時間はかかりましたが、特に難しいところはなかったので詳しい内容は省略します。
3日間使ってみた感想
届いてから約3日間、睡眠・入浴・運動時以外は着けっぱなしで生活してみました。感じたことを書いていきます。
デザイン
文句のない作りこみとなっています。高級感がありとてもいいです。さすがシチズン。大きさは比較的大きめですが、バンド部分がとても薄いためか仕事中でも意外と煩わしく感じずに使うことができました。
アプリ
アプリはまだ問題が残っていそうでした。まず動作が重いです。タップすると反応までにワンテンポ遅れます。使うときに結構ストレスになります(使用スマホは Xperia XZ1)。そして何より困っているのが、スマホの電池消費が早くなってしまっている点です。一晩寝ると電池がごっそり減ってしまいます。
また、アプリのデザインも問題が残っていそうです。上の画面は、セットアップが終わった状態です。どこからいじればいいのかわかりづらいです。全体的に高級感のあるデザインなのですが、その分使いやすさを犠牲にしてしまっている部分があるように感じました。
動作やデザインは比較的基本的な問題なので、そのうち改善されていくはずです。期待しています。
(10月20日追記:9月にアップデートがありましたが、電池持ちは相変わらず悪いです……。)
Riiiverについて
さて、本モデルの目玉機能 Riiiver ですが、今回はまだ把握できていない部分が多いので、簡単な感想を書こうと思います。
率直にいうと慣れるまで時間がかかりそうです。Riiiver の機能(iiidea)をインストールする際には、ストアで iiidea を選択しダウンロード、最後にセットする必要があり地味に手間がかかります。最初にチュートリアルを用意し、プリセットをアプリ側で用意しておけばわかりやすいのではと思いました。
![](https://i0.wp.com/hybrid-smartwatch-catalog.com/wp-content/uploads/2019/08/Screenshot_20190831-154231.png?resize=281%2C500&ssl=1)
iiidea の例
また、自分で iiidea を作成する際は、使えるようになるまでに時間がかかります。別アプリ「Riiiver」で作った後に審査があります。審査は半日もかからずに終わりますが、作った機能をすぐに試せないのはなかなか微妙です。
※現在は審査前でも自作の iiidea が使えるようになっています。
Riiiver の機能はまだわからないことだらけなので、これからまた試していこうと思います。
その他
買うときは気づかなかったのですが、バイブレーション機能はついていません。そのため、通知関連の機能を使うときは時計のビープ音かスマホのバイブレーションを使うことになります。仕事中に音を出すわけにもいかないので、通知関連の機能は使いづらいかもしれません。一応サイレントモードには設定可能です。
まとめ
3日ほど使ってみて、Eco-Drive Riiiver はまだ課題が多いように感じました。ただし課題の大部分はアプリ側の問題です。つまり、今後アプリが良くなれば一気に使いやすいスマートウォッチに化ける可能性があります。今後のアップデートで大幅に改善されることを期待しています。Riiiver の機能については現在勉強中なので、全体像が掴めたらまた書こうと思います。買おうか迷っている人は、もう少し待ってからのほうがいいかもしれません。
参考文献
コメント