今回は日本製のハイブリッドスマートウォッチ「monologue Smart」を紹介します。使いやすい小型の時計を突き詰めて開発した結果、ハイブリッドスマートウォッチ界随一の薄型化を達成しただけでなく、ユニークな機能も兼ね備えた興味深いモデルが出来上がりました。今回は日本の時計ブランド「モノローグ」とモノローグのハイブリッドスマートウォッチを紹介します。
モノローグ(monologue)の紹介
モノローグは、「日本の職人の技術により作られた高品質及び日本製のカスタマイズブランド」を謳っており、主に時計と眼鏡を取り扱っています。モノローグの特徴は、生産工程を一社が担うことで精巧な品質を実現している点です。時計については長野県にある南安精工が請け負っているそうです。
製品の特長としては、自由度の高さが挙げられます。注文する際には、ケース、針、ベルト、文字盤を自由に組み合わせることができます。
公式HP を見ていると、雰囲気やコンセプトは国産で高品質の時計をウリにしているノットとよく似ているようです。さらに調べてみると、時計を請け負っている南安精工はノットの時計を生産していることがわかりました。こう見ると、モノローグは現段階でノットとの差別化がうまくできていないようにも見えます……。
製品紹介
2017年12月、モノローグがハイブリッドスマートウォッチを発売しました。その名も「monologue Smart」。「女性に便利なスマートウォッチ」をキャッチフレーズに掲げ、シンプルかつ使いやすいハイブリッドスマートウォッチを開発しました。
デザイン
最初にデザインを見ていきます。monologue Smart の強みは、コンパクトなサイズです。
その薄さは驚きの8mm! 薄さをアピールしている NOWA Shaper の 9.75mm と比較すればそのすごさが伝わると思います。今度こそこれが最薄のハイブリッドスマートウォッチです。
もう一つの特徴は、自由度の高さです。ベルトは30種類以上から好きなものを選ぶことができます。また、文字盤の大きさも 37mm と 40mm の2種類から選ぶことができます。
このように、女性でもつけやすい小型のデザイン、そして好みに合わせて自由なサイズとバンドを選べることが monologue Smart の良さとなっています。また、シンプルなデザインであるため男性が身に着けていても問題なさそうです。
機能
次に機能を見ていきます。
- フルカシャ(撮影機能)
- スマホ探索
- SOS
- ブレイクリマインダー
- 通知機能
- 万歩計機能
- ジェスチャー発信(Android 限定)
monologue SMART より引用
全体的には、必要な機能がまんべんなく入っているように見えます。万歩計機能で簡単な活動記録ができ、通知やスマホ探索などスマートウォッチらしい機能もしっかり搭載されています。電池持ちも6~8ヶ月と抜かりはありません。
一方ユニークな点も目立ちます。簡単な操作で指定先に自分の居場所を教えることができるSOS機能は女性目線ならではです。さらに、一部の機能を利用する際に面白い方法が使われていました。まずはこの動画をご覧ください。
文字盤のガラス部分がタッチセンサになっており、文字盤をなぞることで指定の機能を動作させることができます。なぞる動作は複数用意されており、異なる動作をすることで別の機能を動かすことができます。インパクトがあるので、ほかの人の前で使って見せたら話のネタにもなりそうです。
製品一覧
デザインは基本的に1種類ですが、文字盤のサイズは 37mm と 40mm の二つがあります(写真左:40mm, 右:37mm)。定価は税別で2万2000円。バンドは別売りで、4000円程度するようです。通販以外にも GREEN FUNDING や実店舗で購入が可能です。
まとめ
monologue Smart は機能が絞られているものの、驚きの薄さやユニークなインターフェースと一貫したこだわりが感じられるハイブリッドスマートウォッチです。時計の延長線上として使えるシンプルなスマートウォッチを探している人にオススメです。
スペック一覧
monologue Smart | |
電池持ち | 約6~8ヶ月 |
防水 | ○(3気圧) |
秒針 | ○ |
日付確認 | × |
活動トラッキング | ○ |
睡眠トラッキング | × |
心拍測定 | × |
通知機能 | △(SMS、着信のみ) |
カメラシャッター | ○ |
音楽プレーヤー | × |
スマホ紛失防止 | ○ |
目覚まし | ○ |
ディスプレイ | × |
価格 | 2.2万円(時計本体のみ) |
参考文献
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