スマートウォッチは機能が多く拡張も可能ですが、ハイブリッドスマートウォッチはシンプルで機能が限られ、拡張性もありません。そのため、納得する買い物をするためには、自分に必要な機能は何かを購入前に把握しておくことが重要になってきます。今回はハイブリッドスマートウォッチの機能を珍しさごとに分類してまとめてみました。
ほとんどの機種に搭載
時計自動補正
スマートフォンと定期的に通信を行っているため、スマートフォンに合わせて時間が自動で調整される機能です。
海外時間自動補正
海外に移動した際はスマートフォンの時間が海外に対応します。ほとんどのハイブリッドスマートウォッチはそれに合わせて時間が変わるようになっています。
歩数
ほとんどの機種は加速度が内蔵されており歩数がカウントされます。サブダイヤルを使って歩数を表示してくれるものが多いです。
アラーム
スマートフォンでアラームをセットすると、バイブレーションで起こしてくれます。
防水
基本的にどの機種も防水仕様になっていますが、防水の程度は機種によって異なります。主流は3気圧と5気圧です。3気圧は生活防水で、日常生活で濡れてても壊れないように作られていますが水没には対応していません。5気圧は強化防水で、装着したまま泳ぐことができます。
多くの機種に搭載
睡眠トラッキング
測定した加速度を用いて睡眠時間、眠りの深さなどを測定し、スマートフォン上で結果を表示する機能です。
通知
スマホの通知を知らせてくれる機能です。通知方法は基本的にバイブレーションですが、バイブレーションに加えて通知の種類を針や光の色で示してくれるものもあります。ディスプレイがついている機種ではアイコンで知らせてくれます。また、通知対象を電話やメールに限定し、LINEなどのアプリに非対応な機種もあります。
スマートフォン探索
ハイブリッドスマートウォッチに内蔵されたボタンを押すと、スマホから音が出る機能です。
自撮りシャッター
写真を撮るときにハイブリッドスマートウォッチを振る動作をしたり竜頭(つまみ)を押したりと、指定の動作をすることでスマートフォンのシャッターを押すことができる機能です。
音楽プレーヤー
竜頭を押すことで再生/停止など音楽プレーヤーの操作ができる機能です。
一部機種に搭載
心拍測定
日常的に心拍測定をしてくれる機能です。運動時に心拍測定をすることによって、脂肪をたくさん燃焼する程度の負荷を維持したり限界近くまで追い込んだりと、トレーニングの幅を広げることができます。
心拍測定機能のデメリットとして、電池消費が激しい点があります。そのため、心拍機能のある機種は多くがボタン電池ではなくバッテリー内蔵となっています。電池駆動の機種は3ヶ月以上持つものが多いですが、バッテリーの場合は数十日程度となっています。
カロリー
歩数や加速度などのデータから消費カロリーを算出する機能です。
ストレス
心拍の間隔を調べることにより、副交感神経と交感神経の活発度合いを調べることができます。この指標をみることでストレスを調べることができます。
秒針
秒針は意外とついていない機種が多いです。
活動の自動認識
歩き、泳ぎ、走りなどの動作を自動で認識する機能です。運動やヘルスケアに力を入れている機種にはこの機能が入っている可能性が高いです。
日付確認
日付表示は、ディスプレイがある機種は大抵実装されていますが、そうでない機種では切り捨てられている場合があります。フォッシルグループの多くの機種では、1~31と数字が書いてある場所があり、針で日にちを示してくれます。
セカンドタイムゾーン
登録したタイムゾーンの時間を表示する機能です。海外の人とやり取りをするときに現地時間を簡単に確認することができます。
運動の促し
一定時間動いていないときに運動を促す機能です。
一握りの機種に搭載
紫外線(UV)
紫外線センサを使って今日の紫外線の強さを調べる機能です。ノエルデンの「LIFE」 というハイブリッドスマートウォッチに搭載されています。
コンパス
方角を指す機能です。こちらはノエルデンの「CITY」 というハイブリッドスマートウォッチに搭載されています。
GPS
GPSはスマートウォッチで一般的な機能である一方、電池持ちが激しいという大きな欠点があるため、ハイブリッドスマートウォッチにはほとんど搭載されていません。クラウドファンディングで開発中の野心的な製品「SEQUENT」に搭載されています。
プレゼンクリッカー
ハイブリッドスマートウォッチでプレゼンの進行をコントロールできる機能です。ミスフィットの「Phase」に搭載されています。
まとめ
ハイブリッドスマートウォッチはスマートウォッチよりも機能が少ないですが、機種ごとにコンセプトがありそれに応じて必要な機能が選択されているのが特徴となっています。自分の考え方に合った機種を選ぶことができればきっと気に入るはずです。最近は機種も増えてきたので、ぜひそれぞれに合った機種を見つけられればと思います。
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