アップルウォッチが発表されてから早3年。様々な形、デザインのスマートウォッチが発売されてきました。その中で主流ではなくても根強い需要があるのがハイブリッドスマートウォッチです。
スマートウォッチの問題点
一般的なスマートウォッチはガジェットとして持つのは楽しいですが、普段使いで考えると問題があります。
一つはデジタルディスプレイが使われている点です。中学や高校ではスマートウォッチはスマホの仲間と見なされて使えないところが多いと思います。また、ビジネスで考えると、落ち着いたデザインのほうが好ましい場合があります。
二つ目は連続使用時間の短さです。ディスプレイ、心拍センサのLED、GPSは電池を多く消費するため、たいていのスマートウォッチは数日に1回は充電する必要があります。ガジェットとしては許容範囲かもしれませんが、時計として考えると充電が少ないほうが望ましいでしょう。
ハイブリッドスマートウォッチの特徴
それらを解決するべく作られたのがハイブリッドスマートウォッチです。多くのハイブリッドスマートウォッチは、アナログの文字盤で普段使いができるデザインになっています。また、多くは寿命が数カ月以上となっており、普通の時計と同じ感覚で使うことができます。
また、Bluetoothでスマホと通信しており、歩数計や目覚まし、通知機能など普通のスマートウォッチと同じような機能も使うことができます。しかしアプリを増やす機能はなかったり、消費電力が大きいGPSや心拍センサがないモデルが多かったりとする点では注意が必要です。
その他で多くのハイブリッドスマートウォッチに付いている機能が、アクティビティトラッキングです。歩数計や睡眠トラッキングなど、一般的なアクティビティトラッカーに入っている機能は対応している場合が多いです。ハイブリッドスマートウォッチはアナログの文字盤が付いたアクティビティトラッカーと言ってもいいかもしれません。
ハイブリッドスマートウォッチの魅力
ここで私が思うハイブリッドスマートウォッチの面白さを3つ紹介します。
デザインの自由度が高い
時計で一番意匠を凝らす部分、それは文字盤です。デジタルのディスプレイが付いているスマートウォッチでは、自分の好みで変えることができます。一方で、どの機種でも同じ文字盤表示ができるため個性が少ないともいえるのではないでしょうか。
一方ハイブリッドスマートウォッチは、元からデザインを変えることができません。しかしその分、個性を放ったデザインの製品が数多く出てきています。例えば上の3機種は、同じフォッシルから発売されているハイブリッドスマートウォッチです。3つとも異なる印象を覚えるのではないかと思います。数ある製品の中から自分の好みを探してみてください。きっと好みの製品に出会えるはずです。
製品ごとに異なるこだわり
製品ごとに異なるコンセプトがあり、自分の考えに近いものを選ぶのもハイブリッドスマートウォッチの醍醐味です。例えば、先ほどのデザインが豊富なスマートウォッチは、スカーゲンという時計やジュエリーのブランドです。ハイブリッドスマートウォッチはデザインの多様さがウリです。
一方性能を推している製品もあります。例としてノキアのハイブリッドスマートウォッチ「Steel HR」を挙げます。
Steel HRはヘルスケア事業の一環で発売されました。そのため運動面の機能が強いです。例えば心拍測定が付いており、運動中に心拍をチェックすることで最適な負荷をかけ続けることができます。
他にも、電池持ちをさらに強化したもの、シンプルなデザインを追求したもの、逆に機能を多く詰め込んだものなど多様なものがあります。
シンプルな機能
スマートウォッチは自分でアプリを入れたり、文字盤のデザインを変えたりとカスタマイズすることができます。一方でそれが難しかったり面倒だったりで敬遠してしまう人も少なくないと思います。しかし、ハイブリッドスマートウォッチの場合は、スマホにアプリを入れてペアリングをして初回の設定をすれば終わりです。あとは気が向いたときにアプリを開けば、活動の記録が載っているというわけです。
まとめ
スマートウォッチの知名度が一般に浸透した一方、ハイブリッドスマートウォッチはスマートウォッチとは現在まだ浸透していません。しかし今後伸びしろのある分野であり、現在様々な分野の企業がしのぎを削って個性豊かで興味深い製品が売り出されています。ぜひ自分に合った一品を見つけて、楽しく使い込んでくれればと思います。
アイキャッチ出典:https://health.nokia.com/jp/ja/steel
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