久々にビジネスに重点を置いたハイブリッドスマートウォッチが登場しました。その名も「OSKRON」。ドイツ出身のメーカーに相応しい堅実なデザインはもちろん、性能面では他ハイブリッドスマートウォッチでは見たことのない独自機能を持っています。
発売元の紹介(Trend New Concept and Development)
OSKRON を開発したのはドイツの小さな有限会社「Trend New Concept and Development」です。HP もドイツ語のみで、詳しい情報はわかりませんでした。ソフトウェアを担当しているのは香港の企業「Dayton Industrial」です。こちらも詳細はあまり載っていませんが、スマートウォッチ向けのプラットフォームを開発しているようです。
日本では9月1日より、クラウドファンディングの「CAMPFIRE」でプロジェクト開始予定となっています。クラウドファンディング開始に伴い、日本語の表示にもきちんと対応したとのことです。
製品紹介
デザイン
ビジネス向けと謳っているだけはあり、堅実なデザインです。文字盤が黒地なので、ディスプレイが浮いていないのも嬉しいところ。サイズを見ると、文字盤が44mm、厚さ15mmと比較的大きめです。手首が細い人には少し合わないかもしれません。
OSKRON は「令和時代のビジネス向け SMART WATCH」をキャッチフレーズにしています。デザインもその言葉にふさわしい出来だと言えそうです。
機能
次に機能一覧を見てみます。
- 電話の着信通知
- アプリからの通知を文字盤に表示
- アプリからのテキストメッセージを文字盤に表示
- カレンダー・リマインダー
- 活動量計(歩数の情報をもとに健康管理ができます)
- 世界時計および天気情報(現地時間に加えて最大5都市までの時刻と天気を表示可能)
- 各種タイマー・ストップウォッチ
- コンパス
- ナビゲーション
- ホットキー機能(時計のボタンを押すことでスマートフォンの機能を呼び出せます)
- 電話を探す (近くにあるスマートフォンを鳴らすことができます)
- カメラのリモート・シャッター (自撮りに便利)
- 音楽再生・停止
(Gloture より引用)
リストから見えてくるのは、スマートウォッチらしい機能の充実です。リモートシャッターや音楽停止などの定番機能はもちろん、天気情報やメッセージの表示など、ディスプレイがあるだけに多様な機能を使うことができます。仕事の合間にちらっと情報を確認するのにちょうど良さそうです。一方アクティビティ関連の機能は歩数のみと少なめです。よって時計の延長線上として使いたい人に向いていると言えるでしょう。
OSKRON の機能の中で興味深いのは、コンパスとナビゲーション機能です。ナビゲーション機能を使えば、スマホを見なくてもカーナビのような道案内を使うことができます。荒い精度で位置を知りたいときは、コンパスを使うことで方角を知ることができます。旅行先にOSKRONを持っていくと活躍できそうですね。
実際にコンパス機能を使っている動画がユーチューブに上がっているので紹介します。なかなかインパクトがあり、飲み会などで話題にすると盛り上がりそうです。(コンパス機能は1分30秒付近)
時計なのに方角に合わせて針がグラグラしているのが時計らしくなくて新鮮です。
製品一覧
9月よりcampfireよりクラウドファンディング開始予定になっています。日本ではどのモデルが発売されるかはまだ未定ですが、OSKRON の公式 HP では、以下の9種類のモデルが発売されています。
価格は現在未発表ですが、公式HPでは450€で売っており、日本のレートだと約5万3000円となります。
まとめ
OSKRON はビジネス向けに特化したハイブリッドスマートウォッチです。そのコンセプト通り、フォーマルの場にふさわしいデザインと出張や旅行で役立つ機能が詰め込まれた個性豊かなモデルになっています。仕事でアナログ時計を使わないといけない、でも個性を出したいという人にはぴったりのモデルなのではないでしょうか。
スペック一覧
OSKRON | |
電池持ち | 1週間 |
防水 | ○(3ATM) |
秒針 | ○ |
日付確認 | ○ |
活動トラッキング | ○ |
睡眠トラッキング | × |
心拍測定 | × |
通知機能 | ○ |
カメラシャッター | ○ |
音楽プレーヤー | ○ |
スマホ紛失防止 | ○ |
目覚まし | ○* |
ディスプレイ | ○ |
価格 |
*リマインダ機能があったため、目覚ましとして使用可能と判断した。
参考文献
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