運動で発電する「Sequent SuperCharger2」が6月から日本で発売されそう！

スマートウォッチの宿命として、電池の短さがあります。その解決策として、「運動エネルギーによる発電」という画期的な方法で解決を目指したハイブリッドスマートウォッチが「Sequent Super Charger」です。今回は、その後継モデルである「Super Charger2」を紹介します。なんと日本でももうすぐ手に入るようになります。

プロジェクトの紹介

2015年、スイスでスタートアップ企業「SEQUENT」が生まれました。目的は「自身が発電するスマートウォッチを作る」こと。開発は順調に進み、2016年にはプロトタイプを作成。その後ベータ版のアプリも出来上がりました。

出典：SEQUENT（rakunew）

2017年7月、満を持して初代モデル「Super Charger」のクラウドファンディングを開始。大盛況に終わり、kickstarter では約1.1億円、Indiegogo では約1.4億円もの資金を集めることに成功しました。部品やソフトウェアの問題など紆余曲折を経て、2019年7月に全ての出荷を終えることができました。

高機能なのに充電がいらない画期的なスマートウォッチ「SEQUENT」がとにかくすごい！

スマートウォッチの宿命として、電池の短さがあります。多くのハイブリッドスマートウォッチでは、ボタン電池を採用し機能を最小限にすることで解決を図っています。今回紹介する「SEQUENT」は、その電池持ち問題に正面から解決方法を提示して見せた画...

次のプロジェクトとして始まったのが後継モデルの「Super Charger2」です。2019年9月にクラウドファンディングを開始。現在は製品が完成し出荷を行っているところです。

製品紹介

機能の概要

出典：Sequent

まずは Super Charger2 の機能を紹介します。

充電の必要なし

リアルタイムのアクティビティ測定

移動距離/GPS測定（GPSはスマホで測定）

消費カロリー測定

睡眠トラッキング

5気圧防水

心拍測定（一部モデルのみ）

（Kickstarterプロジェクトページを参考に作成）

Super Charger の最大の特徴は運動による発電で充電が必要ない点です。スイスのメーカーと協力して開発した特製ムーブメントは、人の動きで生じる運動エネルギーを電気エネルギーに変えることができます。これにより充電を行わずにずっと使い続けることができるというわけです。

出典：Sequent

もう一つの特徴は、充電不要のスマートウォッチの中では性能が充実していることです。充電不要のスマートウォッチとして、シチズンの「Eco-Drive Riiiver」シリーズがあります。こちらは光発電を使っています。Eco-Drive Riiiver にもアクティビティ測定機能はありますが、測定されるのは歩数、距離、消費カロリーの三つです。一方の Super Charger2はランニングの記録を行ったり、一部モデルでは心拍測定もできます。充電がいらないモデルの中で現在最先端を走っているスマートウォッチ、それがSuper Charger2と言っても過言ではありません。

Supercharger2と前モデルの違いは？

前モデルとの違いは二つあります。デザインが洗練された点と機能が減った点です。

出典：Sequent

まずデザインを見ましょう。文字盤のガラスがミネラルガラスからサファイアガラスになりました。サファイアガラスはスマホに使われるゴリラガラスよりも丈夫と言われています。傷がつく心配がなくなりました。また、厚みも14.8mmから12.3mmとスリム化を達成。さらにはデザインも前モデル以上に多くの種類が用意されています。モデルの種類は後ほど紹介します。