Eco-Drive Riiiver と IFTTT を連携させて使ってみた

シチズンの「Eco-Drive Riiiver」を入手してから約2ヶ月。スマホの電池持ちの悪さは相変わらずですが、Riiiver の拡張性の高さはなかなか興味深いです。今回は機能の一つである IFTTT を使ってみました。手順を紹介します。

目標

今回は「Eco-Driver Riiiver でボタンを押すとツイート」する機能を作りたいと思います。簡単に手順を紹介します。

  • IFTTT で webhook の設定をする
  • Eco-Drive Riiiver の iiidea を作成・設定をする

実際にやってみると、意外と簡単にできました。詳しく手順を紹介します。

IFTTT の設定

簡単な解説

IFTTT とは、他のWebサービスやスマート機器と連携させることによって様々なことが実現できるようになるwebサービスです。Riiiver と似たサービスで、Riiiver より汎用性が高い分多少難しくなっています。

今回使うのは「webhook」という機能です。Webhook とは、webサービスで動作があった際に通知を行うことができる仕組みです。これを使うことで、Riiiver でボタンを押した際に IFTTT と連携できるようになります。

手順

まずはアプリストアで「IFTTT」をインストールします。次にメールアドレスとパスワードを設定し、ユーザー登録をします。

アプリを開くとこんな感じ。

「+」ボタン(赤枠の場所)を押すと、新しい IFTTT のレシピを作成することができます。

Riiiver では「トリガー」、「サービス」、「アクション」の三段階で動作を表現しますが、IFTTT も同様の考え方が使われています。「This」は Riiiver の「トリガー」、「Then」は「アクション」に相当します。

トリガー(This)の設定

では「This」の設定を始めます。「This」の左の「+」を押すと設定が始まります。ここではトリガーとなるサービスを選択します。今回使うのは「Webhook」です。

上で「Webhook」と入力すると出てきます。タップで選択完了です。

ここでイベント名を入力し「Continue」を押します。これで「This」の設定は完了です。

アクション(That)の設定

トリガーの設定ができました。次はアクションを設定し、ツイッターと連携できるようにします。

再び「+」ボタンをタップ。

サービスの一覧が表示されます。「Twitter」を選択します。

「Post a tweet(呟く)」をタップ。

ここで呟くアカウントを入力しアクセスを許可します。

呟く内容をここで入力します。

これで IFTTT 側の設定は終わりです!

キーの取得

次に、Riiiver と連携するためのキーを取得します。下の画面は、先ほど作った IFTTT の設定画面です。

ここで左上にある webhook のアイコンをタップします。

「Documentation」をタップ。

すると webhook のキーが表示されます。このキーを Riiiver のアプリで使います。

Riiiver の iiidea 作成

簡単な解説

Riiiver は IFTTT と同様、3つの部品を組み合わせることで機能(iiidea)を設定できます。

  1. トリガー:機能を起動するタイミング(例:腕時計のボタンを押す)
  2. サービス:実行する機能の内容(例:配車サービス)
  3. アクション:実行した結果(例:自身の位置に配車)

iiidea の設定

iiidea のサービスには IFTTT が用意されています。今回は以下のように機能を作りました。

  1. トリガー:腕時計のボタンを押す
  2. サービス:IFTTT の webhook を実行
  3. アクション:成功したら Yes, 失敗なら No を針で示す

iiidea の作り方は、以下の記事がわかりやすいです。

シチズンのスマートウォッチ「Eco-Drive Riiiver」iiideaは自分で作成するのが楽しい
シチズンの新スマートウォッチ「Eco-Drive Riiiver」は、自分好みに機能を拡張するための「iiidea」を作成できることが、ほかのスマートウォッチとは異なる独自の魅力です。

さて、作成した iiidea を見ると、IFTTT のキーを入力する場所があります。

ここにキーとイベント名を入力し、Riiiver に設定をすればセットアップは完了です。

実際にやってみたらできました!

まとめ

Eco-Drive Riiiver で IFTTT と連携すると、鍵を開けたりエアコンを操作したりと一気に操作できる幅が広がります。意外と簡単に設定できたので使い勝手は悪くなさそうです。正式発売まで約1ヶ月。時計の完成度と機能の潜在能力は高いため、あとは電池持ちとアプリの完成度の課題を克服さえすれば良い製品だと言えると思います。頑張ってほしいです。

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