高機能なのに充電がいらない画期的なスマートウォッチ「SEQUENT」がとにかくすごい!

スマートウォッチの宿命として、電池の短さがあります。多くのハイブリッドスマートウォッチでは、ボタン電池を採用し機能を最小限にすることで解決を図っています。今回紹介する「SEQUENT」は、その電池持ち問題に正面から解決方法を提示して見せた画期的なハイブリッドスマートウォッチです。

SEQUENT

出典:SEQUENT

2017年、スイスのチームが「運動エネルギーで発電する世界初のハイブリッドスマートウォッチ」を掲げクラウドファンディングを行い、日本円換算で2億円以上もの資金を獲得しました。当初は2017年末に出荷開始でしたが想定外の問題が発生。そして紆余曲折を経て2019年、ようやく出荷完了までたどり着きました。

今回は革新的なハイブリッドスマートウォッチ「SEQUENT」のすごさを紹介します。

プロジェクトの紹介

2015年、スイスでスタートアップ企業「SEQUENT」が生まれました。目的は「自身が発電するスマートウォッチを作る」こと。開発は順調に進み、2016年にはプロトタイプを作成。その後ベータ版のアプリも出来上がりました。

そして2017年7月、満を持してクラウドファンディングを開始。大盛況に終わり、kickstarter では約1.1億円、Indiegogo では約1.4億円もの資金を集めることに成功しました。あとは予定通り8月に生産開始し12月には出荷完了、となるはずでした。

スマートウォッチに革命を起こし、充電ケーブルとボタン電池に別れを告げましょう!

プロジェクト開始時の公式コメント

しかし、機能やデザインの追加、バンドやケースの選定、耐久試験など様々な点で時間がかかり、作業は進んでいるものの2017年には出荷ができませんでした。さらに2018年4月には心拍センサの部品に問題が、そしてほぼ同時に基盤部分(FPC)の問題が明らかになり、一部部品を作り直すことになりました。それにより、部品の修正とソフトウェアの作り直し、そして耐久試験のやり直しを追加で行う必要が生じてしまいました。

しかし目の前に現れる課題を堅実に対処していき、2018年末にようやく生産が始まります。出荷と利用者のフィードバックとその修正を繰り返し、2019年7月6日、とうとう全ての出荷を終えることができました。

製品紹介

SEQUENT のすごさは点です。ここで、SEQUENT の特徴を引用します。

  • 運動エネルギーによる発電
  • バイオフィードバック測定
  • 5気圧防水
  • 心拍測定
  • 歩数測定
  • Bluetooth 4.2
  • 加速度センサ
  • GPS
  • 通知

Kickstarterプロジェクトページより引用)

SEQUENT の最大の特徴は運動による発電により充電が必要ない点です。スイスのメーカーと協力して開発した特製ムーブメントは、人の動きで生じる運動エネルギーを電気エネルギーに変えることができます。これにより充電を行わずにずっと使い続けることができるというわけです。ただし、一応充電モジュールも付いてくるそうです。

SEQUENT のもう一つの特徴は、多機能と電池持ちを両立している点です。大抵のハイブリッドスマートウォッチでは、電池持ちをよくするために「消費が激しい機能」を減らします。消費が激しい機能の典型例としては、「ディスプレイ」「心拍センサ」「GPS」の3つが挙げられます。SEQUENT にはそのうちの心拍センサと GPS センサが内蔵されています。これは驚異的なことです。

SEQUENT

出典:Press Release

今までのハイブリッドスマートウォッチで、電池持ちと性能の両立を実現した機種は存在しません。例えば心拍数付きで電池持ちが良い機種としてウィジングスの Steel HR が挙げられます。Steel HR が一度の充電で使用できるのは25日間です。また、充電がいらない機種としては、シチズンのエコ・ドライブ Bluetooth があります。しかし機能はシンプルで、心拍測定や GPS 機能は搭載されていません。SEQUENT は、電池持ちと性能の問題を最初に解決したハイブリッドスマートウォッチということになるわけです!

ここまで紹介ページを元に書いてきましたが、クラウドファンディングでは総じて良い点を全面的に書いてあるものです。通常の生活でどこまで充電が持つのか、心拍や GPS をフルに使うとどれぐらい持つのかなど、気になる点もあります。今後の情報に期待です。

製品一覧

SEQUENT

出典:kickstarter

SEQUENT は現在モデルは1種類で、色は複数用意されています。この辺りは今後変更される可能性が大いにありそうです。価格は公式HPによると670ドルまたは690ドルとなっています。日本円だと7万円台と少々高めですが、性能を考えると妥当な感じもします。

日本での発売は現在不明です。rakunew では取り扱っていますが、法律(電波法)により使用ができない可能性があります。お気を付けください。SEQUENT ほど革新的なハイブリッドスマートウォッチは珍しいので、日本で発売してくれる日が来ることを期待しています。

まとめ

SEQUENT は、電池持ちと性能の両立を実現した世界初の機種になります。性能に問題がなければ、運動エネルギーを利用した発電技術はハイブリッドスマートウォッチを発展させる技術のコアになるかもしれません。今後どのように発展していくのか、そして日本で発売されるのか楽しみです。

 

参考文献

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