ウィジングス待望の新製品Steel HR Sport登場! Steel HRの違いはVO2Maxにあり

Steel HR Sports

出典:Withings

5月にノキアのヘルスケア事業がウィジングスに売却されることが決定され、早4ヶ月。ようやくウィジングスブランドが復活しました。ウィジングスのHPがオープンし、さらにそこには新製品が! その名も「Steel HR Sport」。今回はそんな新製品の機能を紹介します。

ウィジングス(ノキア)の製品紹介

ウィジングス系列の製品としては、大まかに分けて「Steel」と「Steel HR」の2種類に分けられます。Steelはボタン電池で動く機種で、性能は歩数や目覚まし、睡眠トラッキング程度でシンプルさがウリとなっています。一方Steel HRはSteelと同様の機能だけでなく心拍測定や通知機能も付いており、運動のサポートに力を入れています。一方で電池持ちは25日と少なめ。とはいえ、一般的なスマートウォッチと比べると電池持ちは良いです。

詳しくは以下の記事を参考にしてください。

Steel / Steel HR(ノキア)は健康指向の人に最適!
今回紹介するのは、現在売れ筋のハイブリットスマートウォッチの一つ、ノキアの「Steel」「Steel HR」です。

Steel HR Sportの紹介

Steel HRの運動機能をさらに強化したのがSteel HR Sportです。コンセプトは「もっとかっこよく。もっとトレーニング。

スポーツの名前のとおり、運動に向いている性能がいくつも増えています。まさにトレーニングに最適な機種です。機能はSteel HRをベースにいくつか追加したものになっています。新しい機能を紹介します。

スポーツ手動選択

Steel HRでは、ボタンを長押しすると心拍数トラッキングが始まります。一方Steel HR Sportでは、トラッキングを始める際にどの運動を行うのか事前に選択することができます。しかも選択肢は30種類。大抵のスポーツはカバーできているようです。

GPSトラッキング

運動の際に距離、高度、ペースを記録してくれる機能です。ここで注意してほしいのは、GPSはスマートフォンの機能を使っているということです。Steel HR SportにGPSが入っているわけではないので、スマートフォンなしで運動すると位置情報は記録できません。

最大酸素消費量(VO2 Max)

VO2 Max体重1㎏あたり・1分あたりに摂取できる酸素量のことで、持久力の指標としてマラソンでよく用いられる指標です。心拍数から値を求めることできます。

製品一覧

Steel HR Sports

出典:9to5Google

本体は黒と白の2種類です。バンドは様々な色が用意されています。サイズは40mmのみ。Steel HRは36mmと40mmの2種類がありましたが、Steel HR Sportは大きいサイズのみとなっています。

価格

Steel HR Sportの定価は2万7,950円。Steel HRが2万5250円なので、2,700円高い価格設定となっています。性能の違いからすると妥当な価格なのではないでしょうか。

性能の分析

購入前にまず考えるべきなのは、「Steel HRとSteel HR Sportのどちらを購入するか」という点です。そこで性能で比較することになりますが、考慮しないといけない点があります。

一つはサイズです。サイズは40mmのみであるため、小さいサイズが好きな人はSteel HRも選択肢に入れて考えることをお勧めします。

もう一つは、Steel HRのアップデートによる機能追加です。ウィジングスのQ&AコーナーにSteel HRのアップデート予定が載っています。詳しくは以下の記事にまとめてあります。

Steel HRのアップデートが地味にすごい
先日Steel HRのアップデートが行われ、アプリの通知に対応するようになりました。アップデートはアプリや時計内のソフトを大幅に変更する必要があること、製品が発売されてからそれなりに経っていることなどから、機能が増えるとは思ってもみ...

Q&Aによると、今回追加された機能のうち「スポーツ手動選択」と「GPSトラッキング」はSteel HRでも対応予定と書かれています。つまり、VO2Maxを測定する予定がない人にとっては、どちらも実質同じ性能となります。また、機能追加のファームウェアも既に出来上がっているとのことで、アップデートの時期についてはあまり待たずに済みそうです。

追記:予定通りアップデートが行われ、現在Steel HRでもスポーツ手動選択とGPSトラッキング機能が使えるようになっています。

まとめ

Steel HR SportはSteel HRの運動機能をさらに強化した機種で、スポーツのトラッキング目的に使おうとしている人にまさにうってつけな機種です。一方でVO2Max以外ではSteel HRと大差ない性能となっているため、運動が目的でない人はデザインやサイズなどからどちらを買うか決めるのがいいと思います。また、VO2Max以外の機能はSteel HRにも搭載される予定なので、その予定も考慮した上で検討することをお勧めします。

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